日経メディカルのロゴ画像

Ph陽性白血病でbosutinib投与下における血管毒性は多くない【EHA2014】

2014/06/15
八倉巻尚子=医学ライター

 BCR-ABLチロシンキナーゼ阻害剤(TKI)では治療による血管毒性が報告されているが、フィラデルフィア染色体(Ph)陽性白血病患者において、経口SRC/ABLチロシンキナーゼ阻害剤であるbosutinibを投与しても治療下で起こる血管毒性の発生頻度は低く、1次治療として投与した場合、イマチニブでの発生頻度と同じであることが、2つの試験を解析して明らかになった。米University of Texas MD Anderson Cancer CenterのJorge E.Cortes氏らが、6月12日からミラノで開催されている第19回欧州血液学会(EHA2014)で発表した。

この記事を読んでいる人におすすめ