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進行胃癌のセカンドライン治療としてramucirumab+パクリタキセルはQOLの評価でも良好な結果【WCGC2014】

2014/06/30
森下紀代美=医学ライター

 進行胃癌または胃食道接合部(GEJ)腺癌のセカンドライン治療として、パクリタキセルに対するramucirumabの上乗せ効果を検討したフェーズ3のRAINBOW試験から、患者報告アウトカムとECOG PS(以下、PS)の結果が発表された。解析の結果、ramucirumabの追加によりQOLとPSが長期間維持され、QOLが安定または改善したと回答した患者がパクリタキセル単剤よりも多かったことがわかった。6月25日から28日までスペイン・バルセロナで開催された第16回世界消化器癌学会(WCGC2014)で、ドイツKrankenhaus NordwestのSalah-Eddin Al-Batran氏が発表した。

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