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重篤な有害事象の全症例を登録するシステムを稼働、化学療法の質の向上につなげる取り組み【臨床腫瘍学会2014】

2014/07/22
森下紀代美=医学ライター

 癌化学療法の進歩に伴い、外来化学療法件数が増加し、多彩な有害事象も増加している。千葉県がんセンターでは、癌化学療法後の重篤な有害事象(SAE)全症例を機械的に登録するシステムを稼働した。このシステムにより、高頻度の事象だけでなく、埋もれてしまうかもしれない重要な問題を抽出することが可能となり、要因を解析することでより安全で適正な化学療法のシステムの構築につながる可能性が示された。7月17日から19日まで福岡市で開催された第12回日本臨床腫瘍学会学術集会で、千葉県がんセンター乳腺外科の味八木寿子氏が発表した。

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