福井大学とオムロンは、IoT技術のまちおこしへの活用に関する共同研究を行う。福井大学がキャンパスを置く福井県永平寺町の協力で、同町役場や図書館などの公共施設、商業店舗にネットワークカメラセンサーを設置。自治体施設、商業店舗への来訪者の性別や年齢などの情報を収集する。

ネットワークカメラセンサー「HVC-C2W」の外観(写真:オムロン)
ネットワークカメラセンサー「HVC-C2W」の外観(写真:オムロン)

 このデータを基に、ソフトウエア上で時間ごとの来訪者の変化などを福井大学が分析し、永平寺町の公共施設の利便性向上や店舗の売り上げ拡大などに役立てる仕組みを検討する。

 来訪者情報の収集には、オムロンが開発した顔画像センシング技術「OKAO Vision」を搭載したネットワークカメラセンサー「HVC-C2W」と専用アプリケーションソフト「マーケティングアプリ」を用いる。研究期間は2016年6月30日から2017年3月31日まで。