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日経メディカルOncology調査◎非小細胞肺癌の薬物治療 コメント
肺癌のドライバー変異陽性例は概ねGLに則って治療、しかし気になる傾向も
エクソン20の挿入変異は区別して考えるべき

2018/05/07
和歌山医科大学呼吸器腫瘍内科教授 山本 信之 氏

 日経メディカルOncologyは、非小細胞肺癌NSCLC)の治療状況に関する調査を2月に行った。対象は、日経メディカルオンライン会員のうち登録情報として呼吸器内科、呼吸器外科、腫瘍内科を選択している医師で、告知対象者は7444人。回答のあった239人のうち、過去1年間にNSCLC患者の薬物治療を行った経験がある207人の回答結果をまとめて掲載している(関連記事参照)。

 この調査結果から見えてくる非小細胞肺癌治療の現状について、EGFR変異陽性(変異の種類、全身状態別)、ALK遺伝子転座陽性、ROS1遺伝子転座陽性に分けて、和歌山医科大学呼吸器腫瘍内科の山本信之氏に解説してもらった。

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