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姿を消した診療所事務長、巨額の横領が発覚

2018/04/11
岸部 宏一(横浜医療法務事務所)

 医療法人立のAクリニックは、ある地方都市で開業した無床診療所です。院長は法人化の翌年、知人を事務長として招き、毎月の保険請求のほか現金や重要書類、法人印の管理、人事労務管理など、診療以外の全てを取り仕切ってもらうことにしました。その知人は自分で会社を経営し、そうした業務に慣れていたため、就任を依頼したのです。

連載の紹介

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診療所を運営していると、患者、労使間トラブルに加え、取引企業や地元関係者とのトラブルなど、様々な問題に直面することが少なくありません。このコラムでは、他人には相談しにくい診療所運営面の揉め事への対処法を、コンサルタントなどの専門家がリレー形式で解説します。
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