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SU薬処方、4つの注意点

2011/05/31
岩岡秀明

 今回は、空腹時高血糖(130mg/dL以上)を認め、非肥満でインスリン分泌能が低下している場合に第1選択として使用されてきたスルホニル尿素薬(SU薬)の使用法について解説する。

 日本人は欧米人ほど著明に肥満していない、つまり小太り程度であっても糖尿病になる人が多いことが疫学的にも明らかになっている。その最大の理由がインスリン分泌能の低下であり、そういった糖尿病患者にはSU薬が奏効する。日常診療では、以下の3つの指標によりインスリン分泌能を評価・判定するとよい。

著者プロフィール

岩岡 秀明(船橋市立医療センター代謝内科部長)●いわおか ひであき氏。1981年千葉大卒後、同大第二内科入局。2002年4月より船橋市立医療センター。日本内科学会総合内科専門医・指導医、日本糖尿病学会専門医・指導医。

連載の紹介

【臨床講座】糖尿病診療「こんな時どうする?」
インクレチン関連薬の登場、インスリン療法のデバイスの進歩などに伴い、糖尿病治療における薬剤の使い分けや選択は難しさを増しています。日常診療に役立つ実践的な診療ノウハウを、最新の知見を交えながら解説します。

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