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紙情報をiPhoneに取り込み、電子情報として活用

2011/06/03
遠矢純一郎

写真1 DocScannerの起動後の画面

 このブログも少し間があいてしまいましたが、その間も着々とiPhoneを在宅医療の現場で活用しておりました。今回は、紙の情報を「iPhoneで電子化」してペーパーレス環境を構築する方法について、お話しします。

 iPhoneが標準で搭載しているカメラアプリは、単に写真を撮ることとビデオを撮影することだけです。しかしAppStore(アプリの販売サイト)から様々なアプリをダウンロードすることで、iPhoneをより高機能にすることができます。例えば紙書類をスキャンすることができる「DocScanner」というアプリがあります。これは、アプリを通じて紙書類をiPhoneのカメラで撮影すると、撮影した画像に対してサイズ補正、ゆがみ補正、対称性の補正、影の除去、ホワイトバランス補正、画像の鮮明化などの処理を自動的に行い、電子化してくれるのです。

 また、書類をななめに撮影してしまったり、照明ムラがあったりしてミスをしても、自動的に輪郭を整えてくれるので、まるで据え置きのスキャナーで取り込んだような真っ直ぐな画像データを生成することができるのです。個人的にかなり重宝するアプリだと思っています。

連載の紹介

在宅医療にiPhoneを!
在宅医療では、スタッフや患者の間の情報共有や、ITを用いた業務の効率化がとても重要。それを米Apple社スマートフォン「iPhone(アイフォーン)」を駆使し、スムーズなシステム構築を目指す様子をお伝えします。

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