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医師免許制度は必要ない?―フリードマンの名著に学ぶ

2011/10/14

 全国各地で社会問題化している医師不足医療崩壊を受けて、ようやく日本でも、医師増員医学部新設の話が持ち上がっています。

 しかし、寂しいことに、この期に及んでも、医師会や大学の重鎮の方々の中には、種々の「増員できない理由」を挙げて、抜本的な医師増員や医学部新設に反対する声が多いのが現実です。

 私は10年以上、年ごとに厳しくなる医療現場から、グローバルスタンダードと比較して日本の医師がいかに不足しているのか、なぜ医師養成数を増やす必要があるのかを、それこそ「痩せガエル」が柳の枝に飛びつくように、繰り返し、繰り返し訴えてきました。

著者プロフィール

本田宏(済生会栗橋病院院長補佐)●ほんだ ひろし氏。1979年弘前大卒後、同大学第1外科。東京女子医大腎臓病総合医療センター外科を経て、89年済生会栗橋病院(埼玉県)外科部長、01年同院副院長。11年7月より現職。

連載の紹介

本田宏の「勤務医よ、闘え!」
深刻化する医師不足、疲弊する勤務医、増大する医療ニーズ—。医療の現場をよく知らない人々が医療政策を決めていいのか?医療再建のため、最前線の勤務医自らが考え、声を上げていく上での情報共有の場を作ります。

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