マイコプラズマ肺炎は、例年、秋から冬にかけて流行しますが、今年は夏に感染が拡大し、これから勢いが一段と増しそうです。流行のパターンは年によって異なるようですが、昨年はどうだったのでしょうか。
2010年の流行には二つのピーク
図1は、国立感染症研究所感染症情報センターが発表した2010年のマイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数(速報値)です。17~24週(4月中旬~6月初旬)に緩やかな第1のピークがあり、いったん落ち着いてから40~51週(9月下旬~12月下旬)にさらに大きな第2のピークを記録しました。
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著者プロフィール
木村真也(株式会社日本医療データセンター社長)●きむらしんや氏。1981年京都産業大学卒。大手外資系製薬会社マーケティング部長、CROバイスプレジデントなどを経て、2002年に日本医療データセンターを設立。
連載の紹介
レセプトを読み解く
日本医療データセンター(JMDC)では、複数の大手健康保険組合からのレセプトや健診データを基に、様々な分析を行ってます。1000万件を超える膨大なデータから、同社社長の木村氏が、医療の「今」を探ります。
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