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【元・射水市民病院外科部長 ロングインタビュー 第1回】
「射水事件のこと、すべて話します」

2007/06/04

 医師、呼吸器外しで7人死亡――。2006年3月、そんな鮮烈な見出しで新聞各紙が報じた射水市民病院(富山県射水市)の“安楽死”事件。「医師による延命治療の中止は是か非か」という難問を社会に突きつけることになったこの事件は、報道から1年以上たった今でもしばしば議論の俎上(そじょう)に載せられる。しかし、事件の経緯の詳細はほとんど明らかになっていない。
 当事者である元・射水市民病院外科部長の伊藤雅之氏は、現在、ほかの病院に嘱託医として勤務しているが、事件以来、警察からの事情聴取を受け、マスコミの取材攻勢にさらされ、一時は現場から遠ざけられるという苦汁を味わった。なぜ、このような事態に巻き込まれたのか。そのとき何を思ったのか。先日発表された厚生労働省の終末期医療のガイドラインに対して「危機感を感じている」と話す伊藤氏が、今、すべてを話す。(編集部)

《*全4回連載予定》



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