東日本大震災の発生以降、被災者の健康状態が危ぶまれているが、血圧やLDLコレステロールなどの心血管リスクは震災直後から高いままで、6カ月を過ぎても低下傾向がみられなかった。岩手医科大学神経内科・老年科分野教授の寺山靖夫氏は、岩手県沿岸の避難所を巡回して得た被災者1400人以上の健康データの結果を示し、心血管リスクの上昇が長期的に続いている状況に警鐘を鳴らした。第46回日本成人病(生活習慣病)学会(1月14~15日)の特別企画で報告した。
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