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萎縮医療に通じかねない医療裁判
「非専門医でも診断できて当然」に違和感
司城博志氏、菊池仁志氏(村上華林堂病院院長、理事長)に聞く

 今年3月27日福岡地方裁判所は、「非専門医が一過性脳虚血(TIA)を見逃した結果、脳梗塞を発症して麻痺が残った」として、当該患者を診察した村上華林堂病院(福岡市)に対し、「慰謝料400万円と弁護士費用40万円支払い」という病院敗訴の判決を下した。だが、「非専門医にTIAを正しく診断せよ」とする判決を疑問視する声も多い。同院院長の司城博志氏と理事長の菊池仁志氏に話を聞いた。(初出:日経メディカルCadetto 2012 Summer「ニュースな人の私の視点」)


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