米国アレルギー・喘息・免疫学会(AAAAI)は「IgE抗体陽性という所見は血中のIgE抗体の存在を示すだけで、アレルギーの臨床症状を意味しない。IgE抗体検査は個々の病歴に基づいて行うべきだ」として、根拠のない一連の特異的IgE抗体検査(RAST)の実施を戒める。
米国のアレルギー専門施設で5年にわたり研究と臨床に従事した経験を持つ山田メディカルクリニック(岐阜市)院長の森本佳和氏は、「この勧告は、日本のアレルギー診療にも大いに当てはまる」と話す。
日経メディカル2012年9月号「特集 その検査、ホントに必要?」
日経メディカル2012年9月号「特集 その検査、ホントに必要?」転載 Vol.2アレルギー評価のために根拠ない一連のIgE検査は不要【アレルギー疾患】
2012/09/10
大滝隆行=日経メディカル新規に会員登録する
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