大腸がんの手術では、がんがある部分から十分な安全域をとって大腸を切り取り、併せて、転移している可能性のある範囲のリンパ節を切り取る「リンパ節郭清(かくせい)」を行います。大腸がんの手術の基本を学びましょう。
腹腔鏡手術とは、皮膚に4〜5個の1cm程度の穴を開けて、そこから専用のカメラ(腹腔鏡)と手術用具をお腹の中に入れて行う手術方法です。
大腸がんの手術方法は、がんの場所が結腸か直腸かによって若干異なります。結腸がんの手術方法について解説します。
直腸がんの手術は、肛門を残す「括約筋温存手術」と、肛門を残さない「直腸切断術」の2つに大きく分けられます。直腸がんの手術方法について解説します。
人工肛門とは腸の一部をお腹の壁を通して外に出して、肛門にかわって便の出口としたものです。人工肛門とはどんなものか、どのようなときに人工肛門をつくるのかを解説します。
大腸がんの手術では、一定の頻度で縫合不全や腸閉塞などの合併症が起こります。治療を受ける前にこれらについても知っておきましょう。
手術後には、合併症とは異なり、手術を受けたことによるいわゆる“後遺症”という症状が残ることがあります。結腸がんの手術ではほとんど後遺症はありませんが、直腸がんの手術を受けた方では、排便機能障害、排尿機能障害、性機能障害などの後遺症が生じることがあります。
同じ大腸がんの手術でも、日本と欧米では腸を切り取る範囲(長さ)やリンパ節を切り取る範囲(郭清範囲)が違います。この違いについて解説します。