ドイツBayer社は、5月15日、ソラフェニブによる治療後に病勢進行が認められた肝細胞癌を対象に、レゴラフェニブの有効性を検討する国際共同多施設フェーズ3試験であるRESORCE試験を開始したと発表した。
RESORCE試験(Regorafenib after sorafenib in patients with hepatocellular carcinoma)は、ソラフェニブ治療後の肝細胞癌が対象で、530人が参加し、レゴラフェニブ+BSC(Best Supportive Care)群とプラセボ+BSC群に2対1に割り付けて評価する。レゴラフェニブ160mgもしくはプラセボを1日1回3週間服用した後、1週間休薬するというスケジュールで行う。主要評価項目は全生存期間で、副次評価項目は無増悪期間、無増悪生存期間、奏効率、病勢コントロール率としている。
試験は、北米、南米、欧州、アジア、オーストラリアで行われている。なお、バイエル薬品広報部によれば、最初の登録症例は日本人だった。
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