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日常診療のピットフォール
「心臓が握られるような痛み」―どう診断する?
筑波大学・筑波メディカルセンター病院合同総合診療科カンファレンスより

2008/05/07

◆主 訴◆ 57 歳、男性。胸痛。
 2~3 年前から動悸を感じることがあった。半年ほど前に、「心臓が握られるような」痛みが出現。持続時間は2~3 分で、5 分ごとに数回あった。初めは2~3カ月に1回だけだったが、ここ2 カ月は10 日に1回ほど同様の胸痛が出現するようになり、当院を受診。既往歴は、痛風、高血圧(疑い)、腰椎ヘルニアの手術歴あり。

連載の紹介

カンファで学ぶ臨床推論
病歴と身体所見、検査値などから鑑別疾患を考え、追加の問診や検査によりいかに論理的に診断を絞り込むことができるのか。日常診療の基礎となる「臨床推論」のトレーニングに主眼を置いたカンファレンスを収録しました。本連載は、『日経メディカル』誌の「カンファで学ぶ臨床推論」(旧タイトル:「日常診療のピットフォール」)からの転載です。

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