日経メディカルのロゴ画像

進行卵巣癌に対する化学療法先行治療は手術先行治療よりも侵襲性が低い【ASCO2014】

2014/06/02
森下紀代美=医学ライター

 III期/IV期卵巣癌、卵管癌、腹膜癌に対し、現在の標準治療である、手術(primary debulking surgery:PDS)後に化学療法を行う群と比べて、術前化学療法(NAC)を行ってから手術(interval debulking surgery:IDS)を行う群の治療の侵襲性は低いことが、フェーズ3のJCOG0602試験から示された。5月30日から6月3日まで米国シカゴで開催されている第50回米国臨床腫瘍学会(ASCO2014)で、北里大学医学部婦人科の恩田貴志氏が日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)を代表して発表した。

この記事を読んでいる人におすすめ