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転移性大腸癌のファーストライン治療でFOLFIRI+セツキシマブのベネフィットはKRAS以外のRAS遺伝子も野性型の患者でより大きい【ASCO2014】

2014/06/05
中西美荷=医学ライター

 転移性大腸癌(mCRC)に対するファーストライン治療としてFOLFIRIにセツキシマブを加えるベネフィットは、KRASコドン12/13(エクソン2)以外のRAS遺伝子変異の状態によって異なり、他のRAS遺伝子も野性型の方がベネフィットが大きいことがわかった。大規模ランダム化比較試験CRYSTALで採取された患者腫瘍組織のRAS遺伝子変異の解析結果と治療成績の関係から明らかになった。5月30日から6月3日まで米国シカゴで開催された第50回米国臨床腫瘍学会(ASCO)で、University Hospitals Leuven and KU LeuvenのEric Van Cutsem氏が報告した。

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