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コルチコステロイドはさまざまな感染症に有効

2008/05/28

 活動性の感染症に対しては、免疫抑制や長期の合併症を避けるため、ステロイドの処方は避けるのが一般的。だが、Archives of Internal Medicineのレビューによると、コルチコステロイドは感染症の多くに有効で安全なようだ。HIV感染者およびCD4が少ない患者では、3週間以上の使用は避けるべきという注釈は付くが。

著者プロフィール

牧瀬洋一(牧瀬内科クリニック院長)●まきせ よういち氏。1984年鹿児島大卒後、同大第一内科入局。大隅鹿屋病院などを経て、95年牧瀬内科クリニック(鹿児島県大崎町)開業。98年に有床診化(19床)。

連載の紹介

牧瀬洋一の「内科開業医のお勉強日記」
内科開業医として、呼吸器を中心に地域の患者を幅広く診察している牧瀬氏。JAMA、Lancet、NEJM、BMJをはじめ、主要論文誌をインターネットで読むのが日課。興味を引かれた論文を、牧瀬氏が紹介します。

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