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微量採血器問題を考える

2008/08/12

微量採血器問題について、私は2006年の秋に勉強しているはずでした。糖尿病専門看護師の学術会議があるからと医療安全に関するシンポジウムに呼ばれましたが、その前の準備作業中に後援している医療機器会社のスタッフから、「厚生労働省の通知が今年(06年)の3月3日付で出ているので看護師さんたちにしっかり啓発して下さいね」と依頼されました。その通達とは次のようなものです。

著者プロフィール

竹中郁夫(もなみ法律事務所)●たけなか いくお氏。医師と弁護士双方の視点から、医療訴訟に取り組む。京大法学部、信州大医学部を卒業。1986年に診療所を開設後、97年に札幌市でもなみ法律事務所を開設。

連載の紹介

竹中郁夫の「時流を読む」
医療のリスクマネジメントを考えるには、医療制度などの変化に加え、その背景にある時代の流れを読むことも重要。医師であり弁護士の竹中氏が、医療問題に関する双方向的な意見交換の場としてブログをつづります。

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