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日経メディカル開発 製薬企業の企業イメージ・MR調査
企業イメージのトップは武田、MR満足度が高いのは…

 日経メディカル開発では、医師を対象に「製薬企業企業イメージ調査」、「製薬企業のMRに関する調査」、「医家向け医薬品調査」の3つの調査を実施した。イメージ調査では、武田薬品工業が昨年同様、大差でトップ。MRの満足度では、前回(一昨年)2位のアステラス製薬が1位となった。調査期間はいずれも2008年3月~4月。各調査の主な結果は以下の通り。

製薬企業の企業イメージ調査
 医師に対して、44社の製薬企業についてそれぞれ「新製品開発に熱心」、「優れた製品が多い」、「ユニークな製品を持っている」、「要望に迅速・柔軟に対応する」、「MR活動が熱心」、「役に立つ情報を提供する」、「信頼性がある」、「将来性がある」、「世界に通用する企業である」という9つのイメージ項目に合致すると思うかを尋ねた。9000人の医師に調査票を送付し、2157人から回答を得た(回収率24.0%)。

 9項目を合計したトータルスコアのベスト10は表1通り。昨年同様、武田薬品工業がトップを堅持した。2位のファイザーとのスコアの差は前回の56.0ポイントから41.3ポイントに縮まっているとはいえ、まだまだ大きな開きがある。第一三共が前回の4位から3位に上がっているが、前回の調査時期は同社の合併直後であり、1年がたち新会社の認知が進んだことも上昇の理由と思われる。

 なお、ポイントの差という観点から見ると、ファイザーから4位のアステラス製薬までは18.3ポイントしかなく、アステラス製薬と5位のエーザイは38.1ポイントと大きく開いている。2位グループであるファイザー、第一三共、アステラス製薬の3社がトップの武田薬品工業を追い、エーザイ以下の企業が5位グループを形成しているという構図といえそうだ。

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