今年4月に処方せん様式が再変更され、医師が「後発品への変更不可」と意思表示しない限り、薬局薬剤師が後発品に代替調剤することが可能になった。後発品の使用促進、ひいては医療費削減を狙った制度変更だ。
この再変更を機に、医療現場で後発品の使用は増えたのだろうか。また、医師と薬剤師の間に、後発品に対する“温度差”はあるのか。あるとしたらそれは何なのか。
日経メディカルと日経ドラッグインフォメーションは共同で、2008年8月に、医師(日経メディカル)および薬剤師(日経ドラッグインフォメーション)を対象に、後発品の使用実態に関する調査を行った。このほど結果がまとまったので、その概要を紹介する。
まず、医師に対して、「今年4月以降、『後発品変更不可』とした薬がありましたか?」と聞いたところ、「ある」と答えたのは、回答者の約半数(46.9%)だった(図1)。
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