感染性心内膜炎は、患者さんを前にしたときにこの疾患名を思いつかないと、なかなか早期診断ができない疾患です。発症頻度が低いとはいえ、各医療機関で見逃されている可能性が高い疾患だといえるでしょう。
手引きの中では、感染性心内膜炎を疑った場合には、血液培養を「3セット以上実施する」としています。セット数が増えることに応じて陽性率が上がるうえ、採血時のコンタミネーションの判断もしやすくなると考えているからです。この点について、ご意見・コメントのある先生方もいらっしゃると思いますので、ぜひお寄せください。
また、この章ではMSSAの治療方法についても重要な議論ポイントです。手引きでは、以下のように記述しました。
感染症マニュアル討論サイト
第5章●感染性心内膜炎、血管内カテーテル感染症の治療“第1選択薬のクロキサシリンが使えない…”この現状をどうする?<OPARTS:議論テーマ>5-1 感染性心内膜炎
2008/10/20
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