選択的COX-2阻害薬のロフェコキシブ(日本未承認、米国での商品名Vioxx)は、心血管系の副作用のために2004年に販売が中止されました。その影響は、患者やその家族、当該企業のみならず、社会的にも大きく、後のFDA再生法(FDA Revitalization Act 2007)につながりました。ロフェコキシブが市場から撤退するきっかけとなったAPPROVe試験[1]の参加者を試験終了後に追跡し、心血管イベントを最終的に評価した結果が発表されました。
Baron JA, Sandler RS, Bresalier RS, Lanas A, Morton DG, Riddell R, et al. Cardiovascular events associated with rofecoxib: final analysis of the APPROVe trial. Lancet (published online on October 14, 2008.)