閉経後の不定愁訴などに有効とされるホルモン補充療法(HRT)。しかし、米国での大規模試験「Women's Health Initiative(WHI)」の2002年中間報告で、HRTを行った群では乳癌や脳卒中などの発症リスクが増加したことが発表され、HRTの臨床試験は急きょ中止に。
強い逆風となったWHI中間報告から6年。その間に試験の妥当性が議論されて結果についての見直しが進み、世界的にいったんは落ち込んだHRTの患者数も増え始めている。日本でも来春には関連学会が初のHRTガイドラインを示す見込みだ。
新規に会員登録する
会員登録すると、記事全文がお読みいただけるようになるほか、ポイントプログラムにもご参加いただけます。
この連載のバックナンバー
2008/11/06
2008/10/21