2007年に日本腎臓学会が『CKD診療ガイド』を発行するなど、日本でも慢性腎臓病(CKD)が注目されています。CKDは、腎臓病がその初期から心血管イベントのリスクになることが分かってきたことから、その概念が提唱されました(日経メディカル2008年5月号)。今回は、CKDの鍵となる指標の一つである蛋白尿と心血管疾患との関係を検討したシステマティック・レビューです。
Perkovic V, Verdon C, Ninomiya T, Barzi F, Cass A, Patel A, et al. The relationship between proteinuria and coronary risk: a systematic review and meta-analysis. PLoS Med 2008; 5: e207. (2008年10月号)