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悲しき「移植ツーリズム」をなくすためには 

2009/02/17

 2007年7月以後、外国人の渡航移植を禁止する法案が設定された中国で、その後、少なくとも17人の日本人がNPOの仲介で渡航移植を受けたとする記事が全国紙に掲載されました。この記事では、法をかい潜り日本人が移植を受けた事実のみでなく、臓器移植の陰にひそむ「臓器売買」の可能性が問題視されました。

著者プロフィール

今高城治(獨協医科大学小児科講師)●いまたか じょうじ氏。獨協医科大学医学部卒、慶應義塾大学文学部(哲学)卒、医学博士。小児神経学会評議員。現在、慶應義塾大学法学部(通信教育課程)に在籍し政治学を専攻中。

連載の紹介

今高城治の「医療と生命倫理のパンセ」
文明と医学の進歩は人類に本当の幸せをもたらすのか?超重症児医療に従事しながら、哲学・倫理学・法学を修める今高氏が、独自の世界観を背景に現代の倫理、哲学、思想、サイエンスに対する諸問題を論考していきます。

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