昨年10月に開かれた日本消化器病学会で、胃食道逆流症(GERD)の診療ガイドラインについての特別企画が催され、第1選択薬としてプロトンポンプ阻害薬(PPI)が推奨されました。GERDの罹患者数は増えており、今後、PPIの処方も増えそうです。PPIは比較的安全な薬と考えられていますが、今回は、肺炎による入院への影響を検討した論文を読んでみました。
Roughead ER, Ramsay EN, Pratt NL, Ryan P, Gilbert AL. Proton-pump inhibitors and the risk of antibiotic use and hospitalisation for pneumonia. MJA 2009; 190: 114-6.(2009年2月2日号)