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「朝まで生テレビ!」を見て―日本の医療は夜明け前か?

2009/03/10

 2月28日の深夜に、「朝まで生テレビ!」にて「ド~する?!医療崩壊」と題して、医療をめぐるディスカッションが行われました。私は前回ご紹介しました、日本在宅医学会大会に出席していたため、録画したものを帰宅後にビデオで見ました。

 放映後の評判を医療系メーリングリストで見聞きしたところでは、総花的で隔靴掻痒の感があり、それほど的を射ていないのではないかという意見がもっぱらでした。番組をじっくりと見てみると、確かに同様の印象を受けたことは否めません。

 それでは、いつものようにこの番組を論じてみます。今回のパネリストも、以下にご紹介するようなさまざまな立場の方々です。番組オープニングでの紹介順に列記します。

著者プロフィール

竹中郁夫(もなみ法律事務所)●たけなか いくお氏。医師と弁護士双方の視点から、医療訴訟に取り組む。京大法学部、信州大医学部を卒業。1986年に診療所を開設後、97年に札幌市でもなみ法律事務所を開設。

連載の紹介

竹中郁夫の「時流を読む」
医療のリスクマネジメントを考えるには、医療制度などの変化に加え、その背景にある時代の流れを読むことも重要。医師であり弁護士の竹中氏が、医療問題に関する双方向的な意見交換の場としてブログをつづります。

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