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医療不況の新たなる象徴?―私立歯大の定員割れと総合診療部の統廃合

2009/04/24

 4月18日付読売新聞夕刊に、歯科医師と医師のトレンドに関する記事を見つけました。まず歯科医師についての記事は、「私立歯大の6割が定員割れ」というものです。読売新聞社の調査によると、全国17の私立歯大・歯学部のうち6割強の11校が、今春定員割れを起こしており、中には4割以上の欠員を出した大学も3校あります。受験者総数も4973人と、前年より約2800人も減少しているそうです。

著者プロフィール

竹中郁夫(もなみ法律事務所)●たけなか いくお氏。医師と弁護士双方の視点から、医療訴訟に取り組む。京大法学部、信州大医学部を卒業。1986年に診療所を開設後、97年に札幌市でもなみ法律事務所を開設。

連載の紹介

竹中郁夫の「時流を読む」
医療のリスクマネジメントを考えるには、医療制度などの変化に加え、その背景にある時代の流れを読むことも重要。医師であり弁護士の竹中氏が、医療問題に関する双方向的な意見交換の場としてブログをつづります。

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