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『厚生労働省崩壊』

2009/04/30

 いやはや、強烈な題名の本です。『厚生労働省崩壊』。さらに本の帯には「衝撃! 現役キャリア官僚が告発! 年金崩壊、失業者対策よりひどい『国民の安全も守れない』エリート集団の無能」とあります。

 筆者の木村盛世氏は、厚労省の現役医系技官です。筑波大学を卒業後、米国ジョンズ・ホプキンス大学公衆衛生大学院疫学部修士課程を修了し、優れた研究者に贈られる、ジョンズ・ホプキンス大学デルタオメガスカラーシップを受賞されています。専門は感染症疫学で、厚生労働省大臣官房統計情報部を経て、現在は厚労省検疫官として働いておられるようです。

 一体なぜ、現役医系技官がこのような本を書いたのでしょうか。以下に、本書の「はじめに」から一部をご紹介します。

著者プロフィール

本田宏(済生会栗橋病院院長補佐)●ほんだ ひろし氏。1979年弘前大卒後、同大学第1外科。東京女子医大腎臓病総合医療センター外科を経て、89年済生会栗橋病院(埼玉県)外科部長、01年同院副院長。11年7月より現職。

連載の紹介

本田宏の「勤務医よ、闘え!」
深刻化する医師不足、疲弊する勤務医、増大する医療ニーズ—。医療の現場をよく知らない人々が医療政策を決めていいのか?医療再建のため、最前線の勤務医自らが考え、声を上げていく上での情報共有の場を作ります。

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