昨年の11月に東京地方裁判所で「混合診療を認めないのは違法」という判決が下され話題となりました(2007.11.8「混合診療を認めないのは違法――東京地裁判決を読む」)。この事件は控訴され、現在、東京高裁で審理中です。4月24日付朝日新聞は、混合診療問題が絡んだ別の事件について東京高裁が判決を下したと報じています。今回はこの事件について、いろいろと考えてみたいと思います。
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著者プロフィール
竹中郁夫(もなみ法律事務所)●たけなか いくお氏。医師と弁護士双方の視点から、医療訴訟に取り組む。京大法学部、信州大医学部を卒業。1986年に診療所を開設後、97年に札幌市でもなみ法律事務所を開設。
連載の紹介
竹中郁夫の「時流を読む」
医療のリスクマネジメントを考えるには、医療制度などの変化に加え、その背景にある時代の流れを読むことも重要。医師であり弁護士の竹中氏が、医療問題に関する双方向的な意見交換の場としてブログをつづります。
この連載のバックナンバー
2010/08/17
2010/08/10
2010/07/27
2010/07/20
2010/07/13