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「佐久病院行動目標」

2009/05/11

 先月、佐久市長選挙が行われ、39歳の前県議・柳田清二氏が新しい市長となった。
 長野県の現役市長では最年少だという。

 基幹医療センターの新築を含む病院再構築を控えている佐久総合病院にとって、
 新市長体制での行政との連繋はますます重要になってくる。

 前々回の拙文でご紹介したように
2009.3.30「地域再生の希望は「医療を核とした街づくり」にあり」
 佐久病院は、医師で医学史研究者・医事評論家の
 川上武先生が1988年に提唱された「メディコ・ポリス構想」をベースに、
「病院を核とした街づくり」に取り組んできた。

 佐久病院前院長・清水茂文医師は、そのビジョン
「ともに造ろう、いのちと暮らし―佐久総合病院再構築計画(素案)」を
「農民とともに―JA長野厚生連佐久総合病院ニュース(02年3月1日号)」
 誌上に発表している。

 その中に、99年3月に採択された佐久病院行動目標が掲載されている。
 以下の5項目である。

著者プロフィール

色平哲郎(JA長野厚生連・佐久総合病院 地域医療部 地域ケア科医長)●いろひら てつろう氏。東大理科1類を中退し世界を放浪後、京大医学部入学。1998年から2008年まで南相木村国保直営診療所長。08年から現職。

連載の紹介

色平哲郎の「医のふるさと」
今の医療はどこかおかしい。そもそも医療とは何か? 医者とは何? 世界を放浪後、故若月俊一氏に憧れ佐久総合病院の門を叩き、地域医療を実践する異色の医者が、信州の奥山から「医の原点」を問いかけます。

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