今議論されている、「総合医」「家庭医」が、地域で求められるようになった背景には、社会の変化がある。死亡者のうち75歳以上の占める割合は年々増え、40年前は3人に1人だったのが、今は3人に2人。20年後には4人のうち3人になる。そのころには、75歳以上の人口が今の倍の約2000万人だ。多くの人は急性期疾患でなく、様々な慢性疾患を抱えながら老いて死んでいく。こういった人たちを地域で総合的に診て、看取りまで行う医師が必要だ。
本誌連動◆優先すべきは制度か、現場か どうなる総合医
本誌連動◆優先すべきは制度か、現場か どうなる総合医 Vol.3時間外と往診、それが総合医の条件─東京大学高齢社会総合研究機構教授・辻 哲夫氏
2009/05/27
聞き手:末田 聡美=日経メディカル 新規に会員登録する
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