食物アレルギーの患者に対し、原因食物を食べさせて耐性を誘導する特異的経口耐性誘導療法(SOTI)の研究が、国内で活発化している。6月4日から岐阜県で開催されている第21回日本アレルギー学会春季臨床大会では、鶏卵や牛乳など、さまざまな食物アレルギーに対するSOTIの成果が発表された。
中でも、注目されたのがピーナッツアレルギーに対するSOTIだ。ピーナッツアレルギーは食物アレルギーの中でも症状が重く、患者の多い欧米では特に治療法が求められている。ピーナッツアレルギーに対するSOTIについては、世界でもこれまであまり報告がなかった。
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