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夏の線香花火に「死の瞬間」を思う

2009/07/10

 連日、臓器移植法案改正案をめぐり「脳死とは人の死であるのか否か」に焦点を当てた議論が盛んに紙上で交わされています。この問題はこれまでにも多くの時間をかけて、国を挙げて議論されてきました。現行の臓器移植法も1983年から14年間もの議論の末に1997年にようやく設定されたものです。

著者プロフィール

今高城治(獨協医科大学小児科講師)●いまたか じょうじ氏。獨協医科大学医学部卒、慶應義塾大学文学部(哲学)卒、医学博士。小児神経学会評議員。現在、慶應義塾大学法学部(通信教育課程)に在籍し政治学を専攻中。

連載の紹介

今高城治の「医療と生命倫理のパンセ」
文明と医学の進歩は人類に本当の幸せをもたらすのか?超重症児医療に従事しながら、哲学・倫理学・法学を修める今高氏が、独自の世界観を背景に現代の倫理、哲学、思想、サイエンスに対する諸問題を論考していきます。

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