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『村で病気とたたかう』再読

2009/07/13

 歴史はくり返すというが、こと農山村の「へき地医療」については、
 40年たった今も、本質的に歴史は動いていないのではないかと感じる。

 農村医療のバイブルといわれる『村で病気とたたかう』(若月俊一著・岩波新書)が
 出版されたのは1971年4月。この本の中で若月先生は、
 農村に医者が来ない、居つかない理由として次の3つを挙げている。

著者プロフィール

色平哲郎(JA長野厚生連・佐久総合病院 地域医療部 地域ケア科医長)●いろひら てつろう氏。東大理科1類を中退し世界を放浪後、京大医学部入学。1998年から2008年まで南相木村国保直営診療所長。08年から現職。

連載の紹介

色平哲郎の「医のふるさと」
今の医療はどこかおかしい。そもそも医療とは何か? 医者とは何? 世界を放浪後、故若月俊一氏に憧れ佐久総合病院の門を叩き、地域医療を実践する異色の医者が、信州の奥山から「医の原点」を問いかけます。

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