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山本病院の診療報酬詐欺事件―この10年で不正の手口はどう変わったか

2009/07/14

 7月1日、生活保護を受けている患者に心臓カテーテル手術をしたように装い診療報酬約170万円を詐取した疑いで、奈良県大和郡山市の医療法人雄山会「山本病院」の院長と事務長が逮捕されました。一口に診療報酬詐欺といっても、医師によってその手口はさまざまで、医道審議会で問題になり行政処分に至る者は絶えません。

著者プロフィール

竹中郁夫(もなみ法律事務所)●たけなか いくお氏。医師と弁護士双方の視点から、医療訴訟に取り組む。京大法学部、信州大医学部を卒業。1986年に診療所を開設後、97年に札幌市でもなみ法律事務所を開設。

連載の紹介

竹中郁夫の「時流を読む」
医療のリスクマネジメントを考えるには、医療制度などの変化に加え、その背景にある時代の流れを読むことも重要。医師であり弁護士の竹中氏が、医療問題に関する双方向的な意見交換の場としてブログをつづります。

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