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 1月下旬にスタートした「勤務医労働相談所」。早いもので、もうすぐ半年になります。これまでに17人の勤務医の先生方から相談が寄せられました。ご利用ありがとうございます。

 相談内容の内訳は、やはり「時間外勤務およびその賃金」に関する不満や疑問が最も多く、10件を数えました。うち2件は、「当直勤務および当直料」に関するものでした。次いで、「労働基準監督署への申告」に関する相談が2件、「労働組合」に関する疑問が1件、「その他」の相談が4件――といった具合です。「その他」の中には、院内恋愛に関する配置換えや、解雇をめぐるトラブルなど深刻な相談もありました。

 こうした結果を踏まえ、今回は、相談が最も多かった「残業当直問題」について、労働時間の削減と適正な賃金を得るための「5カ条」をまとめてみました。

著者プロフィール

井上俊明(日経BP医療局編集委員)●いのうえ としあき。1989年日経BP入社。医療保険制度や医業税制、病院倒産など、経済・経営分野の取材に取り組んできた。2007年11月に社会保険労務士として登録。

連載の紹介

勤務医労働相談所
医療分野で約20年の取材歴を持ち、社会保険労務士の資格も持つ著者が、その知識とネットワークを活かして、先生方からいただいた労働関連の相談にお答えします。勤務医の先生方からの相談も募集中。

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