「性感染症(Sexually Transmitted Infection:STI)」と聞くと、「性器に病変のある疾患」と考えがちだ。ところが実際はそうとは限らない。実はSTIに罹患していても、主病変が性器以外に存在すると、患者さんはまず一般内科医を受診することになる。一方、内科医にとってはSTIを系統的に学ぶことのできる場が非常に少なく、診断すべきSTIを見のがしてしまう可能性がある。
そのような背景から、2008年12月7日、第21回日本性感染症学会学術大会の特別公開講座(日本感染症教育研究会:IDATEN共催)として、「内科医のためのSTI診療のコツ」が開催された。本講座の事前参加登録は9月16日から始まったが、わずか3日後には満席となり、医師のSTI診療に対する注目の高さが伺えた。今回は、この特別公開講座についてリポートする。
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著者プロフィール
IDATEN(日本感染症教育研究会)●米国で感染症科フェローシップを修了した医師、国内の感染症専門医らを中心とした有志団体。感染症の実地診療が行える医師の育成・支援、セミナーの開催などを中心に活動する。
連載の紹介
「KANSEN JOURNAL」ダイジェスト
日本の感染症診療の教育や発展を考える有志団体「IDATEN」。その公式メールマガジン「KANSEN JOURNAL」を、非専門医向けにダイジェスト化。最新文献や、診療の基礎に関するレビュー、case studyなどを紹介します。
この連載のバックナンバー
2011/09/14
2011/01/24
2010/04/30
2010/04/28
2010/04/27