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日本消化器外科学会総会より
女性外科医が外科医を増やす方策を提言
(2009.7.27訂正)

 近年、女性医師の割合は増加しており、将来的には4割を超えると予測されている。医師不足が問題になっている現在、女性医師をどう活用するかが大きな課題となっている。現在働いている女性医師を辞めさせないために、そして若手の女性医師を確保するにはどうすればよいのか。

 女性外科医確保の方策について、大阪医大の一般・消化器外科講師の平松昌子氏は7月16日から18日にかけて大阪市で開催された第64回日本消化器外科学会総会の「特別企画4 消化器外科医の勤務環境改善のために何をなすべきか」の中で「女性外科医の立場から」と題した発表を行った。

 最初に平松氏は、日本外科学会女性外科医支援委員会が日本外科学会会員および代議員に対し、インターネットを通じて実施したアンケート*1を基に、女性医師を取り巻く環境について報告した。アンケートの回答者数は3195人で、男性は2731人(30歳未満3.5%、30~39歳38%、40~49歳38%、50~59歳25.1%、60~69歳5.6%、70歳以上1.1%)、女性は464人(30歳未満24.4%、30~39歳58.2%、40~49歳14.9%、50~59歳2.0%、60~69歳0.5%)だった。

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