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研修医のマッチングとゲーム理論の関係

2009/08/11

 8月7日付の日本経済新聞の「やさしい経済学」で、スタンフォード大学助教授の小島武仁先生が研修医のマッチングプログラムにゲーム理論が利用されていることを紹介しています。小島先生によると、米国では1950年代から研修医の採用にマッチング制度が導入されました。それ以前は、優秀な研修医を確保したい病院が競って採用活動を前倒しにし、研修医の採用時期が医学部卒業の2年前にまで早まるといった問題が生じていました。

著者プロフィール

竹中郁夫(もなみ法律事務所)●たけなか いくお氏。医師と弁護士双方の視点から、医療訴訟に取り組む。京大法学部、信州大医学部を卒業。1986年に診療所を開設後、97年に札幌市でもなみ法律事務所を開設。

連載の紹介

竹中郁夫の「時流を読む」
医療のリスクマネジメントを考えるには、医療制度などの変化に加え、その背景にある時代の流れを読むことも重要。医師であり弁護士の竹中氏が、医療問題に関する双方向的な意見交換の場としてブログをつづります。

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