以前このブログで、「献体の臨床研修利用は是か非か」というお話をしました。今回はその続編です。7月11日に名古屋の中電ホールで、「先端医療技術を安心して受けるためにー献体を用いた医療技術トレーニングの必要性と今後の課題―」という市民フォーラムが開かれました。その内容をご紹介することで、キャダバー・トレーニング(献体を用いた手術トレーニング)のこれからを考えてみたいと思います。
プログラムの第1部では、東大法学部の樋口範雄教授が、「人体試料に関わる法律と問題」という基調講演を行い、以下のようにお話されました。
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著者プロフィール
竹中郁夫(もなみ法律事務所)●たけなか いくお氏。医師と弁護士双方の視点から、医療訴訟に取り組む。京大法学部、信州大医学部を卒業。1986年に診療所を開設後、97年に札幌市でもなみ法律事務所を開設。
連載の紹介
竹中郁夫の「時流を読む」
医療のリスクマネジメントを考えるには、医療制度などの変化に加え、その背景にある時代の流れを読むことも重要。医師であり弁護士の竹中氏が、医療問題に関する双方向的な意見交換の場としてブログをつづります。
この連載のバックナンバー
2010/08/17
2010/08/10
2010/07/27
2010/07/20
2010/07/13