残念至極であり、誤聞であることを願うばかりであるが、やはり新型インフルエンザワクチンが(少なくとも一部は)10-mLバイアルで供給される方針となったらしい。製剤の生産効率を優先したということであり、苦渋の選択であったとは思われるものの、返す返すも残念でならない。
一般の方々にも理解していただく必要があるので、10-mLバイアルを使用するとどのようなことになるのか、少しくどくなるが説明したい。一般的にはインフルエンザワクチンは0.5mLを皮下注射(海外では筋肉注射)とすることから、10-mLバイアルは20人分ということになり、小児では接種量がさらに少ないのでもっと多くの患者に1バイアルから投与されることとなる。接種の際の注意事項として季節性インフルエンザワクチンの添付文書に記載には以下のようなただし書きがある。
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