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自然で文化的でなくなった「生」と「死」

2009/11/16
引地悠
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 出産直後の私は、自分の体で起こった出産という出来事に非常に興奮し、「すごい体験だった」と何度も夫に話しました。ところが夫は、きょとんとして「そんなにすごかった?教科書通りだったでしょ」と言ったのです。それを聞いたときは「私、結婚相手を間違ったかも…」という思いが頭の中をよぎったほど、大きなショックを受けました(今でこそ笑って話せますが)。

著者プロフィール

引地 悠●ひきち はるか氏。2004年宮崎大卒後、洛和会音羽病院(京都市)にて初期研修2年、後期研修1年。07年4月中通総合病院(秋田市)総合内科で後期研修。07年9月に結婚し、09年1月に第1子を出産。

連載の紹介

引地悠の「ただ今、育児休業中!」
「結婚して子供を産んでも、臨床や研究の第一線から退きたくない」。そんな女性医師の1人である引地氏が、1年間の育児休業を取得。妊娠・出産、育児を通じて、医師である自分に起こった変化を現在進行形でつづります。

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