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「ケアつき住宅」そして「ケアつきコミュニティ」

2009/11/30

 近年、「医療・介護」と「住宅建築」の距離が近づいている。これまでにも高齢者向け賃貸住宅などの制度はあったが、補助金による新築が主体で、「景気浮揚策」と抱き合わせだった。そして補助金が切れると施設には閑古鳥、そんな例が後を絶たなかった。いったい誰のための住宅政策か。

著者プロフィール

色平哲郎(JA長野厚生連・佐久総合病院 地域医療部 地域ケア科医長)●いろひら てつろう氏。東大理科1類を中退し世界を放浪後、京大医学部入学。1998年から2008年まで南相木村国保直営診療所長。08年から現職。

連載の紹介

色平哲郎の「医のふるさと」
今の医療はどこかおかしい。そもそも医療とは何か? 医者とは何? 世界を放浪後、故若月俊一氏に憧れ佐久総合病院の門を叩き、地域医療を実践する異色の医者が、信州の奥山から「医の原点」を問いかけます。

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