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日常診療のピットフォール
88歳女性の突然のめまい、初診時の鑑別ポイントは?
大原綜合病院(福島市)救急症例検討会より

2010/04/19

主訴 88歳、女性。めまい、吐き気、構音障害。

 受診当日の朝に、体がふらふらするようなめまいを自覚し、真っすぐ歩けなくなった。家族によれば、前日までは特に変わった様子はなく、独歩可能だった。さらに吐き気も感じるようになり、体を動かせなくなった。問いかけに対してろれつが回らず、症状も増強してきたように感じられたため、家族とともに救急車で来院した。

連載の紹介

カンファで学ぶ臨床推論
病歴と身体所見、検査値などから鑑別疾患を考え、追加の問診や検査によりいかに論理的に診断を絞り込むことができるのか。日常診療の基礎となる「臨床推論」のトレーニングに主眼を置いたカンファレンスを収録しました。本連載は、『日経メディカル』誌の「カンファで学ぶ臨床推論」(旧タイトル:「日常診療のピットフォール」)からの転載です。

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