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がんばれ!済生会熊本・救急総合診療部

2010/04/27

 今年4月、済生会熊本病院に救急総合診療部が開設されました。近所で開業しているものにとってはまさに待ち望んでいた部門です。この設立に関しては、新院長になられた副島秀久先生の救急医療に対する熱い思い入れがあることは知っていました。先日、当院にも副島院長自らいきなり電話をされてきました。「今、うちのベッドがいっぱいなんです。東病院で受けられますか」。「大丈夫です」とお答えすると「じゃあよろしく」と言って、無駄話もなく電話を切られました。基幹病院のトップが、患者紹介の電話ではなく、空きベッド確認の電話なんて初めてのことで面食らいました。でも、副島先生が救急受け入れストップをなくすことを目標に頑張って

著者プロフィール

東謙二(医療法人東陽会・東病院理事長)●あずま けんじ氏。1993年久留米大卒。94年熊本大学医学部第2外科。熊本地域医療センター外科などを経て、2000年東病院副院長。03年より現職。

連載の紹介

東謙二の「“虎”の病院経営日記」
急性期の大病院がひしめく熊本市で、63床の病院を経営する東謙二氏。熊本市の若手開業医たちのリーダー的存在でもある東氏が、病院経営や医師仲間たちとの交流などについて、ざっくばらんに語ります。
この連載が本になりました!
『“虎”の病院経営日記 コバンザメ医療経営のススメ』
好評発売中

 本連載、「東謙二の“虎”の病院経営日記」が1冊の本になりました。約10年間の掲載からよりぬきの回を「病院経営」「連携・救急」「医療の話」「ひと・酒」の4テーマに分け収録。書き下ろし「中小病院が生き残るための15箇条」の章は、「敵対より連携」「コバンザメ医療経営のススメ」「中小病院の生きる道」「2代目は本当にだめか」「同族経営と事業承継」……など、民間医療機関の経営者には必読の内容となっています。
(東謙二著、日経メディカル開発、2700円+税)

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