なぜ川崎病を発症するのか──。昨年秋、英国免疫学会誌(Immnology)に順天堂大静岡病院小児科先任准教授の永田智氏が、その発症のメカニズムをめぐる新説を発表した。川崎病患者では、スーパー抗原活性を持つグラム陽性球菌と、ヒートショックプロテイン60を出すグラム陰性菌が共同作用して、血管炎を起こすというものだ。この推論を踏まえ同氏は、免疫グロブリン不応例に対して、それらの菌に感受性をもつ抗菌薬が有効ではないかと提案している。新説の根拠を詳しく聞いた。
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